人工芝を敷くと虫がわくって本当？

人工芝を敷くと虫がわくのか心配…という方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、本当に人工芝が原因で虫がわくのか？虫がわかないようにするには、どうしたらいいのかを解説していきます。

正しく施工されていれば、人工芝が原因で虫がわく事はありません。
むしろ雑草の発生が抑えられるため、エサがなく湿気が少ない人工芝の上に虫が発生しなくなることもあります。
※もともと虫が発生しやすい場所に人工芝を設置しても、虫が発生しなくなることはありません。

人工芝を敷く際の下地や施工に問題があり、施工後に虫がわいたため、人工芝に原因があると誤解されてしまったのだと思います。

下地や施工に起こる問題はいくつかあるので、それぞれ対策も併せてご紹介します。

問題①　水はけ対策が適切にされていない
水はけ対策が適切にされていないところに人工芝を設置すると、湿気の多いジメジメした環境になりやすく虫にとって好環境です。

＜対策＞

水はけが悪い場合は下地材をまく、もしくは勾配（傾斜）をとって水の流れを確保するなど対策をしましょう。

問題②　雑草の処理が不十分、防草シートを敷いていない
表面の草を刈っただけで根が残っていると、再び雑草が育ち虫がわきやすくなってしまいます。

＜対策＞

雑草は根までしっかり取り除き、防草シートを敷いて日光を遮ぎることで、再び雑草が育たないよう対策をしてください。

問題③　下地の整地が不十分
雑草や落ち葉を取り残してしまうと、やがて腐葉土になり虫のエサになってしまいます。
また、地面が凸凹だったり、平らにしてもしっかり固められていないと、踏んだり物を置いたりしているうちに表面が凸凹になり、水たまりができて湿気の多いジメジメした環境になってしまいます。

＜対策＞

雑草や落ち葉、石などをしっかり取り除き、下地は転圧機やレンガなど平らなものでしっかりと固めて平らにしてください。下地材を入れると地面の凸凹も調整しやすくなります。

問題④　人工芝のつなぎ目に隙間ができている
つなぎ目に隙間ができていると、そこから雑草が生えて虫がわきやすくなってしまいます。

＜対策＞

DIYで隙間ができないようにするには多少コツがいりますが、下記でつなぎ目のコツについてご紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

虫がわく直接の原因は人工芝ではなく、下地や施工の問題にあることがおわかり頂けたでしょうか。
・水はけ対策
・雑草対策
・下地の整地
・人工芝のつなぎ目
以上のことに気をつければ、虫がわく可能性を抑えられますので、安心して人工芝で快適なお庭づくりを楽しんでいただけると思います。

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