• 2022年07月27日
  • 人工芝の知識

なぜ人工芝の耐久性において裏面コーティングが重要なのか

「人工芝の耐久性は裏面のコーティングをみればわかる」というほど、裏面コーティング(別名:バッキング)は耐久性の面で重要な役割を担っています。

今回は人工芝選びで重要な裏面コーティングについて、どんな裏面が良いのか解説していきます。

裏面コーティングってなぜ必要?

まず、裏面のコーティング材の比較の前に、人工芝の裏面をなぜコーティングする必要があるのかということを説明していきたいと思います。

人工芝は、専用の大きなミシンで基布に芝糸を縫い込んでから、表面の芝糸をカットして芝丈を調整します。

そのため、何の処理をしないままだと手で引っ張っただけで簡単に抜けてしまいます。
芝糸が抜けないようにするために裏面をコーティングする必要があるのです。

コーティングされていない裏面
コーティングなし
簡単に芝糸が抜けてしまう
コーティングなしだと芝糸が抜けてしまう

裏面コーティング材の種類

裏面のコーティング材の種類は主に「SBRコーティング(ラテックスコーティング)」「ウレタンコーティング」「PETコーティング」
の3種類があります。

それぞれ、特徴が異なるため、用途や設置場所に合わせて裏面のコーティング材を選ぶ必要があります。

SBRコーティング
(ラテックスコーティング)
SBRコーティング

素材:スチレン・ブタジエンゴム(Styrene Butadiene Rubber)

  • 低コストで生産可能のため主流
  • 抜糸強度がそれなりにある
  • 冬場に硬くなりやすく、カットがしにくくクセがつきやすい
ウレタンコーティング ウレタンコーティング

素材:ポリウレタン(Polyurethane)

  • SBRコーティングに比べて耐水性が向上
  • 冬場でも硬くなりにくくカットがしやすい
  • 水をほとんど通さない(水抜き穴があるため透水性は問題なし)ため、過度な透水性が必要な場所には不向き
PETコーティング PET

素材:ポリエチレンテレフタラート(Polyethylene Terephthalate)

  • PTシートを裏面に縫い付けるため透水性・遮光性・抜糸強度がアップ
  • 水抜き穴がないため、防草シートの必要がなく施工時間を短縮
  • 下地の影響を受けやすいため、しっかりと整える必要がある

さいごに

用途や設置場所、施工方法によって、裏面のコーティングを選択する必要があります。

低コストで抑えたいならSBRコーティング、耐久性・耐候性・施工性の高いものを選びたいのならウレタンコーティング、防草シートの設置を省いて施工時間を短縮したいならPETコーティングがおすすめです。

メモリーターフでは、人工芝ごとに合わせて裏面コーテイングを調整し、その人工芝にあった裏面コーティングを使用しています。
その人工芝が見た目・耐久性・施工性において1番良い状態になるための裏面のコーティング材を選定することで、“キレイな状態で末長く使用していただける人工芝”の製造を目指しております。